ようやくデータ取りについて書くことができます。
ここまで約1.6万文字…そろそろ論文くらいの長さになった?w
前置きが長くなったのも、データ集計以前にそっちの方が大切なことが多いからここまで長々と書いてきました。
過去記事はこちらから見てください。設定狙い編4本目の記事になります!
1本目の記事では、設定狙いにおいてデータ採取は必須だけど、データを取るだけじゃだめだよ!という趣旨で書いてきました。
そして、イベントのまとめサイトにあるデータを入場前にチラ見してるだけだとそれはみんなしてることなので、設定狙いをするうえで知らない方が損する情報ですよ。というのを書いてます。
2本目では、ホールの選びをするうえで必要な事や、ホールについて情報を仕入れる中でこんなことを知ってるといいよ。という点を長々と話してきました。
3本目では、現在ホールにおいてある機種をおおまかに3種類にわけて、それぞれの特徴と設定の投入傾向(ホール視点での考察)について書いてきました。
4本目では、本筋のデータ取りについて書いていこうと思います。
もくじ
データを取る≠高設定に座れる
ハイエナ出身の方なんかが特に陥りやすいのですが、データをいくら取っても高設定には座れませんw
矛盾してるようですが、これは事実です。
では、なぜ、数記事にまでわけて長々こんなに項目がこんなに多いのか。
さらに、店の差枚数や台のデータだけじゃない。そう感じませんでした?
データを取る目的は、そのお店が高設定を使う傾向にある場所を客観的に判断して、1%でも可能性を上げるためにデータを取ります。
なので、データを取る目的は、一般の常連さんよりも、そのお店に対して詳しくなることが目的です。
それによって、ようやく高設定に座れる可能性が上がって行きます。
ここを勘違いして台のデータを全て取った!で満足している間は何も見ずにメイン機種に座ってても大して変わりはないと思いますw
つまり、ツモ確率が上がっていくだけなので期待値を上げることは可能ですが確実に期待値を積めているという確証が得られなのが設定狙いです。
6号機は2000ゲームも回せば設定がある程度見えてますが、5号機は6000回転回してもまだ首を傾げながら実は低設定を叩いてるなんてことも全然ありました。
ジャグラーなんて9000回転回しても設定1を叩いてる可能性すらありますけどねw
なので、どの台を打つにしても、如何にしても自分の取っているデータに信頼度を構築していく事で、高設定に座れる可能性を上げていく、99%はあるけど100%がないのが設定狙いにおけるデータ取りです。
データ取りにおいて、信頼度を上げる為には
これは非常に簡単です。データを取る期間が長ければ長いほどデータとしての精度が上がっていきます。
しかし、ただデータを揃えて考察のない場合はそこにただデータを置いてるだけになってしまうので、何故この場所に入っているのか?という疑問を絶対に自己解決でいいので解決してください。
それを携帯のメモやメモ帳を用意して記録していくと、どこかで見えてくるものがあるはずです。
例があった方がいいと思うので私がよく行くホールの例を実際に上げてみますね。
毎月15日に基本的に取材を入れてるんですが、毎度単品で出続けてる台があります。(個人調べで4ヶ月ほど)しかし、朝一から回されることもなく、取材の結果にも単品の誤爆と思われて取材結果に載ったりもしません。
しかし、今も変わらず毎月15日だけ出続けてます。
これ、次回行くなら強い根拠になりますよね。抽選ゲーを頑張る必要もないし、何ならお昼から行っても空いてるので、朝は別の人気台を確保して、スカした時にスッと次に移動できる先の保険として使うことができます。
しかし、この方法で同じ台に座り続けるのはリスクも存在するので後ほど書こうと思います。
非常に簡単な例でした。
一般的な、ホールの場合はメイン機種や最初に少し触れましたが、出入り口の近い所などの目立つ場所に入れることが多い傾向にはあります。
では、あなたがデータを取っているホールではどうでしょうか?
過去、1週間のデータを見て…入れてそう…けど、1カ月を見ると半分くらい?じゃあ、3カ月分で…あ、毎月2週目と3週目だけデータがやや強めかもしれない。
と言う風に、仮定を立てながら、見ていくと何か発見があるかもしれませんね。
その、小さな発見を見つけるためには長期的なデータ収集が不可欠です。
もし、その数カ月のデータから、とある法則性に気付けた場合、目立ちすぎなければ毎月、あるいは毎週そこで高設定を非常に簡単に打てるかもしれません。
期間が短くても実際に自分が打って高設定挙動を確認することで、仮定を確信に変えることが可能な場合も存在します。
上でも書きましたが、こうすることでこの日は90%高設定に座れる!まで行くことはできても、100%は不可能です。逆に100%確証が得られるデータが出来た場合、そのホールではその台を取るために別のライバルが確実に存在するでしょう。
ホールの全データをまとめるより、要点をしっかり考察する
ホールの全データをエクセルで叩いて、そこから傾向を考察する…これ以前の記事で書いてきましたが、兼業やピンの方はするメリットより時間のデメリットの方が多そうですね。
先程の例のようなピンポイントで狙う系はホール全てのデータを網羅した上で、何か月も継続してようやく見つかる可能性が高いです。
しかし、私は全てのデータはメモしていませんし、エクセルにまとめたりもしていません。
では、どうしてるのか…
違和感を感じたデータを全て書き出して、なぜそこに入ったのかという予想を簡単にメモしています。
すごい雑でよすね?w
でも、これだけでも一般の方や、サッと直近のデータを見ているプロよりもデータ量で差が付いてる事が多いんです。
100%を求めるとやっぱり100%のホールデータが必要ですが、ライバルがめちゃくちゃ多くなければこれくらいでも間違いなく、以前より高設定を打てる割合は上がっていくと思います。
なぜかって?それは非常に簡単です。長期的に蓄積していくと、その違和感があったデータの中には恐らく当日の状況に似ている状態をメモしている可能性が少なからず存在するからです。
メモしてなければ今日はここだったかー!!今日はとりあえずメイン機種座ったけど設定6だったかなーっていうパターンに陥りがちです。
もちろん、この日が初めてだ!ってパターンも絶対に存在します。その日はおとなしくハイエナに徹するか、家に帰りましょう。
そして、そのパターンを絶対に何かしらに記録しましょう。次回以降の引き出しになる可能性がありますし、その日になぜここに入れたのかというのを絶対に考察してください。
自分の狙いがこうだったのに、この日はこうだった…という違ったときの法則性やパターンが違った場合はなぜ違ったのかを考察し、なぜ自分の狙い目が違ったかを明確にしてください。
これを繰り返すことで、朝一の台選び精度が上がります。それに加えて、朝一を失敗したときにリカバリーが効く可能性が上がります。
ここの反復を怠ると、結局運ゲーでしか高設定に座ることができず、思うように結果がついてこないことが多いです。
まとめサイトを活用する
首都圏などでは、毎日のように明日の狙い目!と言ったホールのデータをまとめているサイトがありますが、私が言いたいのはその紹介されたホールに行きましょう!ではありませんw
逆に、結果を活用します。
ブログ村では、
もぐ玄さんが運営しているサイトや、
みやさんが経営されている、(主に登戸の銀座について)サイト
などがあったりしますので、全台データなどはここで見るのもありかもしれません。
問題点があるとすれば、ツイッターやブログで拡散されている時点で有名店であることが多く、通常営業日のデータは基本的に転がっていない為、抽選ゲーになりやすい傾向にありますが、穴場が紛れてたりもします。
結局のところデータ取りをする理由
ここまで読んでいただいた方はある程度察しているかな?と思います。
常連さんや、データ取りをしていないプロよりもホールの情報を多く持っている状態をつくるため
です。設定狙いにおいては、ホールに対して持っている情報が全てと言ってもいいくらい大切なものです。
少しでも優位に動く、少しでもホールの情報から素早く状況を判断する。
これを目標にデータを取ってみると、必要である情報と必要でない情報が仕訳できるようになってくると思います。
なので、ホール内の全台データをいくら持っていても正直無意味です。データを持っているだけで活用できていません。
事前からしっかり考察を行い、当日の朝には何の機種の何番台に座るかまで決めている状態がベターです。
そして、来たる状況変化に備えつつ、当日の朝は予測したデータの確認をするために設定判別を行います。
設定狙いを始めたばかりって方に多い(私ももちろんそうでした)のですが、根拠を大切にせず、とりあえず座った台の設定判別を行う。これは設定狙いというより、台に座って設定判別をしているだけです。
このパターンで、有名店舗で抽選勝負をして、過去のイベント結果を見てそれっぽい台に座る。この立ち回りは思うように収支が出ないことが多いです。
抽選で運ゲーを消化し、比較的可能性の高い所に座りますが根拠という根拠ではない。そして、その座ったところが当たりだったとしても、”たまたま”朝一は低設定挙動をして高設定を捨ててしまう。
というパターンになりやすいからです。逆もしかりで、朝一良挙動をしていたが最終的には1.2濃厚…6時間も設定1.2を触ってたらものすごい欠損ですよねw
台のデータ取り
なんとなくこれまでに書いてきたことをまとめますが、まだ具体的に何を中心に見たりという部分には一切触れていません。
- データをいっぱい取っても高設定には座れない
- データが多くあればあるほど、情報の信頼度が上がっていく
- 長期間のデータから見つかった法則は自分だけが占有できる可能性がある
- データを全て取る労力が手間な場合は要点をまとめる
- イベント日などはまとめサイトを活用してみるのも手
ざっとまとめています。私の文章が汚いのもあって読みづらい点もあると思いますが、なんとなく伝わってくださってると嬉しいです…w
台自体のデータ取りにはそれぞれの機種によってかなり傾向が変わってくるので、前回の記事ではそこについて触れました。
ここまででようやく、ホールについての情報がなぜ必要なのか、設定狙いをするうえでなぜデータ取りが必要なのかという話を長々としてきました。
そして、前回の記事でように推測を併せつつメモを蓄積させていきます。
データメモの例
お店の取材が入っている日:2020/02/11 公約は”5台並びで高設定”
6号機(北斗天昇)
推定当たり台である567番台、578番台はどちらとも通常時を7000回転付近なのでATも含めると9000回転近く回っています。
なので朝一から回されている可能性がそこそこあり、単日のデータでは見えませんが癖読みをして朝一から狙ってる人がいたのかもしませんね。
逆に言うと、癖が存在するのかもしれません。
回ってない台に関しては、お客さんサイドから見て、期待感が薄いところと推測できます。(もちろん本当に回ってない可能性もあります)
しかし、今回は取材で5台並びということもあり、当たり台の周り5台は当たりが見えてから動いたけど設定は入っていなかったということも推測できます。
なので、この場合は単品の当たりである台番のメモ+5台並びではなくフェイクの単品が潜んでいたという風にデータを取ります。
これだけで、次回以降は単品が潜んでる可能性が高いから1台あたりが見えててもあえて座らないことでリスク回避ができたり、朝一台で狙い目を外した時に単品を探すという保険を同時に作ることができます。(データ的に朝一から動いてるので保険は難しいかも)
しかし、このようにデータを取って行くことで何か傾向が見えた場合は単品投入の台をピンポイントで狙える可能性もあるのでデータ取りが活きてきます。
ジャグラー
次はAタイプを含めたジャグラーです。
今回は5台並びという公約がしっかり見えてるので、わかりやすいですが、実際は中間が多めだとかなり埋もれやすいです。
基本的な、推測やデータの取り方は6号機と同じでも構いませんが、ジャグラーに関しては「総回転数、BR回数、推定差枚数」の3種類を全機種エクセルなどでまとめた方がいいかもしれません。
前回の記事を見た方は感じたと思いますが、ジャグラーの高設定に関しては”ほとんど根拠のみ”で立ち回りが必要なことが多く、当日の台データで立ち回って判別を自分でするのは非常にリスキーです。
なので、細かくデータを取る事をお勧めします。ちなみに私はジャグラーに関しては保険にすらしていないですw(←下手なのでw)
ただ、お店のベースや単品の傾向チェックには役立つ事が多いので1.2店舗を中心としたジグマスタイルを取るのであれば全台のデータを毎日取る事をお勧めします。
データ取りをどこまで妥協するか
データを毎日取る事は前提として、どのくらいまで妥協すべきかという点について少し触れたいと思います。
専業でもピンの方や兼業の方は私が今回の記事で書いたように、AT・ART機などの台を回すことである程度設定の見える台のデータだけ集める形でも十分に効果が期待できると思います。
もちろん設定狙いの最終ゴールは100%高設定の場所がわかる事ですが、現実的に不可能です。
なので、目指すべきゴールは66%。設定6の比率を4~5割くらいを目標にしてみてください。
単純計算ですが、判別に2000G要するとして、33%は機械割98%でスカ。33%は設定4で機械割104%くらいを9000G、もう33%は設定6で機械割を110%で計算した場合、
- 2000g/機械割98%=-120枚
- 9000g/機械割104%=+1080枚
- 9000g/機械割110%=+2700枚
トータル20000G/差枚数+3660枚
=機械割106%時給2900円くらいです。
これが設定6しか使わないホールなら更に上げることが可能ですし、ツモ率が5割前後でも判別速度を上げることができれば更に向上が見込めます。
現在のハイエナ時給ってよくて2500円ほどだと思うので、設定狙いって思ってるより敷居が低く感じませんか?
ちなみに、期待値マイナスにも触る分、ハイエナに比べて非常に大きく期待値からブレたりもします。
なので、元手が少ない場合はハイエナのみで稼働したほうがいいかもしれません。
恐らくですが、1ホールのデータを全差枚からホールのpayoutなどまで毎日全てデータを取るとツモ率80%程度まで上げることができると個人的には推測しています。(ホール傾向のわかりやすさによってもちろん変わりますが)
なので、手元にデータが一切ない素手の20~30%くらいのツモ率をデータ取りによってどこまで持ち上げて妥協するか。そこは自分の持ってる時間や稼働スタイルなどに合わせてやってみてください。
データをメモするかしないかだけで大きく差が出ることは間違いないです。
最後に
一応設定狙い編の記事は本記事で終了予定ですが、こんなホールはどうすればいですか?やデータのとり方に疑問を持った方など、やってみたい!って方は遠慮なくTwitterやコメントいただければ随時対応します。
ただ、このホールのデータくださいなどは無視しますのでご容赦くださいw
今回は、細かいデータを取る方法ではなく実際に立ち回る際に少しでも役立つようにと思ってここまで書き進めてきました。
私自身も、先月はツモ率80%以上ありましたが、今月はかなり外され続けて30%くらいしか高設定に座れてないので結構マイナス叩いてますw
なので、まだまだ初心者です…。
でも、元々スロットが好きだ!って方はハイエナをするより絶対楽しめると思うので是非挑戦してみていただければと思います。
ただ、最初に言いましたが遊びと稼ぐ事の線引きは忘れないようにしましょう!